マサキの部屋

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かならず最後に愛は勝つ!?特捜ロボ ジャンパーソン第33話「宇宙一の熱愛男」について

第33話「宇宙一の熱愛男」

1993年9月12日放送 脚本:曽田博久 監督:蓑輪雅夫

突如、暗黒星雲からダベ星人が地球に来襲した。ダベ星人は念力を使って、ジャンパーソンを翻弄する。しかし、それはSS-Nの仕業でダベ星人を率いているのはSS-Nの科学者・洞田博士であり、ダベ星人達も洞田によって操られた超能者の人間だった。だが突如、ダベ星人のコマンドのひとりがかおるにプロポーズした!!

宇宙一の熱愛男

宇宙一の熱愛男

  • 発売日: 2017/01/20
  • メディア: Prime Video
 

前回は戦慄のビルゴルディ登場編で、番組後期の路線が確定する出来事であったが、今回はその緊張からの緩和である。そう、完全にコミカルな方向に吹っ切っているのだ。また一応、SS-Nは帯刀がビルゴルディとなったことを把握しているようで、洞田にはビルゴルディを意識したセリフも存在する。

SS-Nの科学者・ダベ星人を率いる洞田は超能者で、語尾に「ダベ」をつけている。首領の麗子様も釣られて、ダベをつけてしまう。洞田が率いるダベ星人の正体は人間の超能者だが、超能力を増幅させるスーツによって千倍にも強化された上、洞田のテレパシーで自らがダベ星人だと信じ込まされている。

ダベ星人と名前はふざけた感じだが、戦闘力は意外と高い。特にリーダーの洞田は強い念力で相手の動きを封じたり、雷を落として攻撃し、テレポーテーションも使える。それにUFOも保有している。麗子様は今回の作戦をSS-Nの最終戦争にするつもりだったようだ。

今回はコミカルな作風なだけでなく、「仮面ライダーBLACK RX」を感じる作りとなっている。そう、ダベ星人の衣装は「RX」に登場する敵組織クライシス帝国の兵士チャップの流用なのだ。リーダーの洞田のチャップのマスクは赤く塗られており、なかなかカッコよくアレンジされている。また、SS-Nの首領・麗子様を演じているのは高畑淳子さんだが、「RX」ではクライシス帝国の四大隊長のひとり、マリバロンを演じていた。これは意図したものか、そうでないかは不明だが、その繋がりにはニヤリとさせられる。

ダベ星人コマンド・倉田

SS-Nは今回の作戦を最終戦争にするつもりであったが、物語の肝心な部分はそこではなく、ダベ星人のコマンドのひとり倉田が重要なのである。

倉田「倉田真一、いい男。真面目で誠実、背も高い。」

倉田は元々、スプーン曲げができる程度の超能力の持ち主であったが、洞田によってダベ星人に仕立て上げられた。しかし、倉田は以前、警視庁の科学装備開発班の研究員見習いとして在籍し、かおると面識があった。そして、倉田はかおるに好意を抱いていた。

ダベ星人となってしまった倉田であったが、かおるを見るなり、自身の記憶を取り戻し、突如かあるに向かって「結婚してください!」とプロポーズ。

いろんな意味で急展開である。

だがダベ星人から倉田に戻ってしまったことで、危うく洞田に処刑されかかるが、麗子様の一声によって救われる。そう、倉田のかおるへの想いを利用し、倉田の超能力を強化して、その力によってかおるを振り向かせた上で、かおるからジャンパーソンの秘密などを聞き出そうと画策する。

倉田の超能力を強化するシーンでは洞田がなんと、「かならず最後に愛は勝つ〜♪」と口ずさむ。悪ノリである。

それに倉田の口から「かおるさん、かおるさん」と何回も繰り返しされるので、「101回目プロポーズ」を思い出してしまう。

また、洞田によってかおるが人質にされ、駆けつけたガンギブソンが、

「Gun Gibson for Kaoruってか?」

と戯ける。

今回は完全にコミカルな方向に振り切った回だったが、ラストでは麗子様は活動休止宣言をし、しばらく番組から姿を消す。再び、麗子様がその姿を見せた時、SS-Nの本当の最終作戦が開始されるのだった。

また、今回は宇宙人の名を借りたSS-Nの作戦であったが、次回は本当の宇宙人が登場するのだった。

 

ゲスト

ダベ星人リーダー・洞田博士・・・高品剛

ダベ星人コマンド・倉田真一・・・高橋克明