マサキの部屋

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特捜ロボ ジャンパーソン 第32話「脱出不能の迷宮(ラビリンス)」について

第32話「脱出不能の迷宮(ラビリンス)」

1993年9月5日放送 脚本:宮下隼一 監督:小西通雄

ビルゴルディは自身の容姿がジャンパーソンに酷似していることから、犯罪に加担することによって、その罪をジャンパーソンに着せるという作戦を決行し、ジャンパーソンを誘き出した。ビルゴルディはその高い攻撃力だけでなく、ジャンパーソンの武器やスカイジイカーを逆利用し、またもや圧倒する。間一髪、ジャンパーソンはガンギブソンに助けられるが、ビルゴルディと時実博士はバーチャル・マインド・システム=脱出不能の罠を張り巡らせていた。

脱出不能の迷宮

脱出不能の迷宮

  • 発売日: 2017/01/20
  • メディア: Prime Video
 

前回、ビルゴルディはジャンパーソンを圧倒し、鳴海博士を殺害して姿を消した。初戦でジャンパーソンを圧倒したビルゴルディはその実力を見せつけたが、まだ完全な形ではなかった。そして、今回の冒頭ではアフターケアが必要ということでビルゴルディは時実博士のメンテナンスを受けている。

悪魔に魂を売り渡してしまった時実博士はビルゴルディと組んで、ジャンパーソン達を抹殺するために、バーチャル・マインド・システムという、人間の意識をコンピューターによってパルス信号化し、それを装置で実体化させた意識世界を作り出していた。その世界は時実博士の思い通りで、ありとあらゆるものを生み出したり、消したりが可能である。例えば、ミサイルや戦車、戦闘機などの兵器で相手を攻撃したり、恐竜も出現させたりできる。この世界はビルゴルディにとって圧倒的に有利なフィールドなのだ。まさに鬼に金棒以上である。またこのシーンでは、東映作品の過去の映像が流用されており、「ジャンパーソン」を見つつ、昔の作品に思いを馳せるという"マニアック"な見方もできる。

前回に続き、圧倒的な力を見せるつけるビルゴルディ。自身を生み出した時実博士のバーチャル・マインド・システムの下、ジャンパーソン、ガンギブソンの二人をたった一人で追い詰める。

やはり、ビルゴルディは単なる悪の首領ではなく、主人公ジャンパーソンと生みの親が同じ、つまり"同系"の存在という部分に最強の悪の首領としての説得力がある。特に今回の象徴的なシーンは、誘き出されたジャンパーソンがビルゴルディに反撃するために、自身の武器であるブレイクナックルを飛ばすのだが、ビルゴルディによって受け止められ、逆に打ち返されてしまう。さらには、ジャンパーソンが呼び出したスカイジイカーを逆利用して、ジャンパーソンを砲撃する。

ビルゴルディ「全てをコピーする必要などない。ジャンパーソン、お前がプレゼントしてくれるんだからな。」

そう、ビルゴルディにはジャンパーソンの左腕に装備されているバックレットコントローラーと同等のコントローラーが備わっており、ジャンパーソンの武器はおろか、ダークジェイカー、スカイジイカーも利用できてしまうのだ。この部分は「仮面ライダーBLACK」のシャドームーンを想起させる。シャドームーンは主人公・仮面ライダーBLACKの愛車・バトルホッパーをシャドーフラッシュによって操ってしまう。シャドームーンはBLACKと同じ世紀王だからこそ、それができるのだ。

悪魔(ビルゴルディ)に魂を売り渡した時実博士を止めるには、時実博士の中に眠っている良心に訴えることだった。そして、かおるにはある秘策があった。

魔王ビルゴルディは最強かつ、冷酷無慈悲な存在として「特捜ロボ ジャンパーソン」に君臨していく。そして、自身の存在を知らしめるかのように宿敵・ジャンパーソンのJPカードと同じく、ビルゴルディカードも用意しているのだった。

 

ゲスト

時実小五郎博士・・・森田順平

時実の妻・・・吉左美聖子

    "  の娘・・・黒須麻耶