マサキの部屋

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特捜ロボ ジャンパーソン 第25話「早撃ち王(チャンプ)決定戦」について

超絶技巧の戦いを君は見たか!!

第25話「早撃ち王(チャンプ)決定戦」

1993年7月18日放送 脚本:浅香晶 監督:小西通雄

帯刀はかつてジャンパーソンの前に敗れ去ったバウンティハンター・ジャンゴの弟・ルーゴを差し向けた。ルーゴの早撃ちはロボットであるジャンパーソン、ガンギブソンを凌駕しており、その力は人間を超えていた。そう、ルーゴはジャンパーソンへの復讐に燃えるあまり、自らの両腕を犠牲にし、思考連動システムによってその力を得ていたのだ。しかし、思考連動システムには限界があった・・・。

早撃ち王決定戦

早撃ち王決定戦

  • 発売日: 2017/01/20
  • メディア: Prime Video
 

銃を構えるジャンパーソンはやっぱり絵になるし、スタイリッシュ。

今回はいろんな意味で重要な回である。まず、第3、4話に登場したバウンティハンター・ジャンゴの弟であるルーゴが帯刀の手下として登場。ということもあってか、今回の予告編では第3話と同じく、"賽は投げられた"と言っている。

そして、これまで帯刀の作戦を補佐していた美人秘書セーラが退場することになる。

ルーゴの目的を知らずして、思考連動システムを授けたのが、国立電子医療の女医・弓野美紗だった。

ルーゴを演じたのは前作「特捜エクシードラフト」のドラフト・キース=大熊拳を演じた榊原伊織さんである。それに第15話ではドラフト・ブルース=村岡耕作役の河井マモルさんも出演されている。そう、前作のヒーロー「特捜エクシードラフト」の二人が「ジャンパーソン」に出演されているのだ。ちなみに、「エクシードラフト」の第3話には俳優としてジャンパーソンの声の小峰裕一さんが出演されている。

さらには、女医の美紗を演じたのは「鳥人戦隊ジェットマン」のホワイトスワン=鹿鳴館香役の岸田里香さんである。

今回はメタルヒーロースーパー戦隊が出演しているという、かなり豪華な回でもある。ちなみに榊原さんは「ジェットマン」と縁があるのか、「エクシードラフト」ではゲストとして出演したブラックコンドル=結城凱役の若松俊秀さんと共演している。

 

復讐と思考連動システム

今回の作戦は帯刀にラストチャンスを突きつけられたセーラ発案によるものである。

思考連動システムとは国立電子医療センターが開発したもので、脳の神経と機械の手足を直接繋ぎ、その手足をスムーズに動かすものであり、戦闘用ではなく、あくまで医療用である。しかし、思考連動システムは実用段階ではなかった。

思考連動システムの存在をどこから聞きつけた帯刀コンツェルンは復讐に燃えるルーゴにその存在を知らせ、そしてルーゴは思考連動システムを得るために自らの両腕を負傷させて、思考連動システムを開発した国立電子医療センターに転がり込んできた。

美沙はルーゴの両腕に思考連動システムを授けたが、ルーゴは復讐を遂行するために姿を消したのだった。

そんなルーゴの武器は思考連動システムの他に、脳波とシンクロする強力なビーム銃で、その威力は鋼鉄のジャンパーソンも直撃には耐えられない。

思考連動システムによるビーム銃の早撃ちの威力は凄まじく、ジャンパーソン、ガンギブソン達をまるでオメガDXのように攻撃をする暇を与えずに完封してしまう。

早撃ちの速度

ジャンパーソン・・・0.005秒

ガンギブソン・・・0.005、0.004秒

ルーゴ・・・0.003、0.002秒

そもそも、人間の直感はどんなスーパーコンピューターよりも速く、ロボットのジャンパーソン、ガンギブソンが敵か味方かを判断するスピードよりも勝っているのだ。人間の直感と思考連動システムを兼ね備えたルーゴの力は圧倒的だった。

しかし、ルーゴの思考連動システムの使用は性能の範囲を超えていた。思考連動システムは限界を超えると脳の加熱が始まり、しまいには脳が焼きついてしまうのだった。そのことをルーゴは知らなかった・・・。

ルーゴに復讐を駆り立ててしまったジャンパーソンは自らの責任を感じ、戦いを止めさせようとする。しかし、ガンギブソンは力には力で対抗しようとする。二人のスタンスの違いが明確に描かれる。ジャンパーソンは基本的に人間に手を下すことはないが、ガンギブソンはそうではない。ガンギブソンは敵と判断したら、すかさずにガンボルバーとブローソンで撃とうとする。そして、それを見かけたジャンパーソンが止めに入るというシーンがちょくちょく描かれていく。

ちなみにルーゴの兄ジャンゴの死因は自爆である。

ガンギブソンはルーゴの早撃ちに敵わぬと悟り、自らの認識回路に手を加えて、動くものは全て敵と判断させようとする。それを見ていたジャンパーソンはMX-A1の頃を回想しながら、ガンギブソンを制止する。

ジャンパーソン「いけない。かつての私のようにただの戦闘兵器になってしまったロボットは人間世界では生きていけなくなるんだ。」

MX-A1はジャンパーソンとして抑制されてはいるが、呪われた存在として回想される。

それに帯刀の最初の刺客だったジャンゴの弟ルーゴという存在は帯刀にとって自らの原点の回想であり、それと同時に秘書セーラの退場により、「ジャンパーソン」は大回転を迎えることになる。

そして怒りに燃える帯刀は、ついに自ら陣頭指揮を取った!!

 

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