マサキの部屋

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超人機メタルダー主題歌「君の青春は輝いているか」について

今回は、「超人機メタルダー」の主題歌「君の青春は輝いているか」について語りたい。

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  • 発売日: 2016/12/16
  • メディア: Prime Video
 

まず、「君の青春は輝いているか」について語る前に「メタルダー」かどんなものかを触れていきたい。

超人機メタルダー」はメタルヒーローシリーズ、第6作目の番組で、キカイダーを彷彿とさせる、赤と青の左右非対称のデザインである。

第二次世界大戦末期、古賀博士によって作られた超人機メタルダー=剣流星は、世界に陰謀を張り巡らせる、ゴットネロス率いるネロス帝国の動きに伴い、現代に目覚めさせられた。

目覚めたばかりのメタルダーは、自分に与えられた能力をフルに活用できず、手練れのネロス帝国ヨロイ軍団・凱聖クールギンに敗れてしまう。だが、古賀博士の死や、ヒロイン・仰木舞との出会い、相棒のサイボーグ犬・スプリンガーの支え、そしてネロス軍団との闘いの中で、メタルダー=剣流星は次第に成長していく。

メタルダー」は全体的に熱い作風であり、当時の週刊少年ジャンプの作風の影響を受けているという。

そんな「メタルダー」を象徴するのが、主題歌「君の青春は輝いているか」が流れるオープニングである。まず、冒頭から凄い。半裸の流星が刀を抜き、砂浜を駆け抜け、海に浸かりながら、刀を素振りする。オープニングから飛ばしまくっている。さらにはネロス帝国の大軍団員が勢揃し、採石場を闊歩しているのだ。まさに「メタルダー」が名だたる特撮番組の中で異彩を放っているのは、この点であろう。そう、「メタルダー」のネロス帝国は怪人を小出しにするのではなく、四軍団からなる大勢の怪人達が最初から存在しているのだ。また、軍団には階級も存在し、その階級分けが非常に細かいという、こだわりっぷり。主人公メタルダー=剣流星の成長を描くと同時に、ネロス軍団員も、ただの悪の組織の一員ではなく、個性豊かかつ、熱いキャラクターとして描かれている。時に軍団員のドラマを重厚に描くあまり、第11話「勇者の追撃!天空にそそり立つ巨人!!」では主役である流星が登場せず、あくまでメタルダーとしての登場となり、その他、人間のキャストが全く登場しないという着ぐるみだけのエピソードとなっている。しかも、メタルダーの登場は冒頭と終盤のみ。メタルダーに代わり、この回の実質的主人公に当たるのが、戦闘ロボット軍団・"元豪将"ビックウェインである。そして、脚本はあの扇澤延男氏である。しかも脚本家デビュー作であるから、尚更凄い。

ネロス軍団員の中には自分の美学や信念をもつなどの誇り高き者が多く、やはり悪の組織=ネロス帝国とは反りが合わないのか、ネロス帝国を裏切るものが多発する。前述のビックウェインは、数々の功績を残した伝説的な存在であったが、ネロス帝国に嫌気がさし、逃亡を図ったのだ。そして、その中でも屈指の人気キャラクターは元戦闘ロボット軍団・暴魂トップガンダーであろう。トップガンダーとメタルダーの友情は番組を大いに盛り上げた。

メタルダー」はストーリーを重視しずきるあまりか、低年齢層には受け入れられず、39話をもって番組は終了した。しかし、「メタルダー」は根強いファンによって支持されており、今となってはメタルヒーローシリーズの中でも、独自の魅力を持つ作品として輝いているのである。

 

「君の青春は輝いているか」

歌詞:ジェームス三木 作曲:三木たかし 編曲:田中公平 歌:佐々木功

こちらに問いかけてくるタイトルである。しかも、歌っているのは佐々木功(ささきいさお)さんで、低くどっしりとした歌声がめちゃくちゃかっこいい。しかも、曲調はダイナミックで、聴いているこちらを圧倒してくる。また、作詞はあのジェームス三木氏だ。私は三木氏の作品を拝見したことはないのだが、くりーむしちゅーの上田さんが昔のコント番組「リチャードホール」で、「ジェームス三木でもそんな脚本書くか!!」というツッコミをしていたのが、頭に強烈にインプットされている。

歌詞の内容はざっくりといえば、自分の人生に妥協するな、真っ直ぐ、熱く生きろ!!という感じで、人生の応援ソングとなっている(説教ソングとも揶揄されているが)。こういった歌詞に説得力を持たせているのはやはり、佐々木功さんだからであろう。

「君の青春は輝いているか」は魂を揺さぶられる曲なのだ。

特に二番の歌詞が好きである。

夢を果たすまで 一歩もしりぞくな  負けたと思うまで  人間は負けない

壮大な夢というのは往々にして嘲笑の的となる。だから、徐々に現実的な夢にスライドしていく。でも、壮大な夢は叶えることが難しいから、壮大なのである。だからこそ、一歩も退いてはいけないし、負けてはいけない。

1番、2番共通のサビ前のフレーズも凄い。

宇宙全体よりも 広くて深いもの

それはひとりの  人間のこころ

やはり、「君の青春は輝いているか」は全体的にスケールがデカイ。まぁ、精神論・感情論の世界であるが、自分を奮い立たせたい時、もう一歩前に進みたい時には必要なのである。

特に気持ちが沈みかけた時には、この曲を聴いて自分を取り戻している。

私自身、決しては強くない。一歩間違えば、失望のどん底に堕ちそうな時がある。けど、その一歩手前で踏みとどまって、そこからまた、這い上がるしかないのだ。それが、何年かかろうとも、どんなに険しい道でも。

だからこそ、"負けたと思うまで人間は負けない"の部分は今、現在の自分に突き刺さるのだ。

正直、「君の青春は輝いているか」と問いかけられたら、まだまだである。だからこそ、全力で輝かせるしかないのだ!!

それに「メタルダー」の挿入歌には「ネバーギブアップ」という素晴らしい名曲がある。これについてはまたの機会で語りたい。

ネロス帝国の大軍団に立ち向かいながら、成長を遂げていったメタルダーやネロス帝国に属しながらも自らの信念に散っていった軍団員の姿を想いを馳せながら、強く生きていきたいと思った。

 

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