マサキの部屋

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特捜ロボ ジャンパーソン 第8話「見た英雄(ニューヒーロー)の顔!!」について

前回に続き、今回も「特捜ロボ ジャンパーソン」について語りたい。

第8話「見た英雄(ニューヒーロー)の顔!!」

1993年3月21日放送 脚本 曽田博久 監督 石田秀範

見た英雄の顔!!

見た英雄の顔!!

 

あらすじ

SS-Nのドクター西園寺は形状記憶細胞を開発。形状記憶細胞は人間の姿を記憶し、それを噴射することで相手を記憶した人間の姿を変えてしまう。西園寺は形状記憶細胞に強盗犯マシンガンジョーの姿を記憶させ、ジャンパーソンをマシンガンジョーの姿に変えてしまった!!

今回の敵組織はSS-Nで作戦の実行者はドクター西園寺。西園寺は演じているのはエンケンこと遠藤憲一氏である。そう、SS-Nの首領・綾小路麗子=高畑淳子氏の部下があの西園寺=遠藤憲一氏なのだ。なかなかすごい構図である。そして前番組の「特捜エクシードラフト」には遠藤憲一氏が第9話、高畑淳子氏が第6話にゲスト出演している。

形状記憶細胞に姿を記憶されるマシンガンジョーを演じたのは佐藤信一氏。佐藤信一氏は「特警ウインスペクター」の準レギュラー六角虎五郎役で出演し、その後番組「特救指令ソルブレイン」〜「ブルースワット」(ジャンパーソン含めて)までのメタルヒーローシリーズにゲスト出演している。また、イタズラをする悪ガキ・雄太役の菅原有吾氏も「特捜エクシードラフト」第18話にゲスト出演している。今回は東映特撮に縁のある役者さんで固められている。

本作には怪人が登場ぜず、SS-Nの兵器・形状記憶細胞が怪人に代わってストーリーを動かしている。兵器等のアイテムがストーリーを動かす様は前作のレスキューポリスシリーズの名残という感じもしなくもない。

その形状記憶細胞は前述のとおり、ジャンパーソンを指名手配犯マシンガンジョーの姿に変えてしまう。ジャンパーソンはマシンガンジョーの姿になってしまったことで、警察に追われ、アクションモード(武器やアイテム)が使えず、動きを封じられてしまう。さらに形状記憶細胞は自力で剥がすことができない。形状記憶細胞はかなり厄介なシロモノなのだ。

雄太はSS-Nとジャンパーソンの戦いに巻き込まれて、ジャンパーソンに助けられる。雄太はマシンガンジョーの姿のジャンパーソンに助けられたため、ジョーを本当は良い人と信じるようになる。そんな雄太はイタズラをするあまり、周囲の大人に「マシンガンジョーのような大人になる」と言われていたのだった。

雄太の真っ直ぐな気持ちにジョーは善悪の間で揺れる。''本当に悪い人はいない"それが本作のテーマとなっている。

今回はとにかく俳優さん達の演技が凄い!!

遠藤憲一氏演じるドクター西園寺はオカマのスタイリスト風な出で立ちで、ルー語のような英語混じりの日本語を話すという、かなり濃いキャラクターである。しかも、遠藤憲一氏はノリノリで演じているから素晴らしい。西園寺が形状記憶細胞を浴びた際、「形状記憶細胞〜!!」と変なイントネーションで叫ぶ所が非常に印象的。一応、スタイリスト風ということで遠藤憲一氏は髪の一部分を染めているが、その姿は現在とほとんど変わっていない。

佐藤信一氏はマシンガンジョーと、マシンガンジョーの姿になってしまったジャンパーソンの両方を演じている(当記事のサムネ画像はそれ)。ジャンパーソン役の際は、声は本来の小峰祐一氏が当てているのだが、佐藤信一氏がしっかりとロボットらしい動きをしている(起動音付き)。ジャンパーソンは物語のほとんどがジョーの姿で、そのまま敵との立ち回りまで行なっている。その時の佐藤信一氏のヒーローらしい毅然とした表情がなかなかカッコいい。

ジャンパーソン自身はロボットなので、佐藤信一氏はジャンパーソンを演じた唯一の俳優になる。ジャンパーソンが人間の姿で活躍するのはやっぱり新鮮である。

また、ドクター西園寺は形状記憶細胞を浴びて、ジョーの姿になってしまうので、佐藤信一氏は合計三役こなしている。凄い。

そして最後、SS-Nの首領綾小路麗子様の名言で今回の記事を締めたい

「男の顔は履歴書」

なんとも深いお言葉だ。まるで文学者のようである。麗子様が部下に崇拝されるのも肯ける。

 

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