マサキの部屋

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レインボーマン 殺人プロフェッショナル 殺しの流儀〜ガルマ編〜

また、「レインボーマン」についての記事である。

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今回語りたいのは「レインボーマン」のM作戦編に登場する7人の殺人プロフェッショナルのひとり、ガルマについてである。

M作戦編は「レインボーマン」の中でも、かなり人気のあるシリーズである。その魅力はなんといっても、M作戦と並行して登場した7人の殺人プロフェッショナル達である。その殺人プロフェッショナルを避けて通ることは私にはできない。

レインボーマン」は特撮番組ながらストーリー重視の作風のため、なかなか怪人が登場しない。そもそも第1クール・キャッツアイ作戦編からラストの第4クール・サイボーグ軍団編で一貫して描かれるのは、日本人抹殺を企む死ね死ね団レインボーマンの攻防であり、一話完結の特撮番組のように怪人とヒーローが必ず戦うという、特撮番組のスタンダード的手法を導入していないのである。だがらレインボーマンが戦わずしてその話が終了することもたびたびあった。

そんなレインボーマンのM作戦編では殺人プロフェッショナル達の登場により、レインボーマンと怪人の戦いという、特撮番組のスタンダード的手法がやっとお目にかかれるのである。だが、レインボーマンはカルト人気を持つ作品である。7人の殺人プロフェッショナル達はクセがすごいものばかり。いや、レインボーマンの魅力はそういったクセの凄さにある。

 

7人の殺人プロフェッショナル

殺人プロフェッショナルはレインボーマンのM作戦編開始の第14話から登場。殺人プロフェッショナルはレインボーマンの七つの超能力に対抗するために、死ね死ね団のアフリカ支部からミスターKによって日本に派遣される(アフリカ支部はその後もちょくちょく登場するため、死ね死ね団にとってアフリカ支部は戦略において重要な拠点である)。彼らを仕立て上げたのは殺人部長グルド博士。グルド博士の肩書は非常に興味をそそるのだが、計2回(第14、22話)しか登場しないため、詳しいことが分からないのが残念。

メンバー

リーダー・魔女イグアナ

殺人プロフェッショナルのリーダーでアマゾンの魔女。あらゆる魔術に長けており、心霊手術や催眠術も行うことができる。

フドラ(第14、15話)

毒虫や毒蛇、毒針などありあらゆる毒を駆使する毒殺のプロ。さらには並外れた跳躍力でレインボーマンの遠当ての術をかわす。

ガルマ(第15、16話)

後述。

ヘロデニア3世(第17話)

シルクハットにマントで左目に眼帯をした男。人間を化石にする怪物ヘドロンを生み出して戦う。ヘドロンは攻撃を受けると、その攻撃を吸収して大きくなるという、非常に恐ろしい存在である。だが、ヘロデニア3世自身には戦闘能力はない。

アイスリー(第17、18話)

冷気を操る殺人プロ。頭のツノから冷気は噴射する。その威力はレインボーマンダッシュ3水の化身を氷漬けにしてしまうほど。氷柱状の剣を武器としている。

ジェノバード(第18、19話)

マントを広げ、空を滑空する"空転ムササビ殺法"の使い手。彼のマントには球体の痺れガスが散りばめられており、それを投げつけて相手の自由を奪う。武器は両手の持ったナイフで、さらには複数に分身する能力も持っている。

エルバンダ(第20、21話)

電気を喰らう電気人間で、敵に向かって強烈な放電をする。その威力は人間を黒焦げにするほど。また、飛行能力も持ち合わせている。そんな彼は魔女イグアナの息子であり、マザコンである。父親はいったいどんな人物なのであろうか?

 

殺人プロフェッショナルの出で立ちは以前、当ブログのレインボーマンの記事「一億人を救え!」で触れた通り、市販のマスクに全身タイツや衣装という、「仮面ライダー」のショッカーの怪人のような凝った造形ではない(魔女イグアナ、ヘロデニア3世、エルバンダはマスクではなく、素顔にメイクである)。予算の都合状、そのような造形になったと思われるが、逆にそれが怪しい魅力を放っている。後に登場する死ね死ね団の怪人、ブードゥーの魔術師ドクロマン、突然変異のサイボーグ・かまきり男やゴッドイグアナの分身バッドシスターもその系統である。これらの怪しい魅力は出そうと思って出せるものではない。例えるなら、ファッションにおける、一周回って逆にお洒落というやつだ。

 

ガルマの流儀

殺人プロフェッショナルのひとりであるガルマ。彼は人間ポンプと呼ばれ、人間を骨だけにしてしまう溶解液「ガルマブルー」と、火炎「ガルマファイヤー」を口から吐き、レインボーマン抹殺のために戦う。

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画像はイメージです

なかなか強そうな能力を持っているが、彼の魅力はそこではない。7人の殺人プロフェッショナルのなかで、彼はエルバンダと並ぶ非常にクセの凄いキャラクターなのだ。

まず、レインボーマンと計3回戦うことになるのだが、その内2回はレインボーマンの不動金縛りの術を受け、動きを封じられてしまう。その度にガルマはリーダーのイグアナに助けを求めて、呆れられてしまう。

そんな彼はレインボーマンが宙を舞い、屋根を突き破るところを見て、

「カッコいいなぁ・・・。」

と呟く。だから後半のガルマはレインボーマンに対して"ある種のジェラシー"を持って戦っていると勝手に勘ぐってしまう。

なぜか、ガルマはコミカルなキャラ設定なのである。彼のコミカルなキャラクターと殺人プロフェッショナルとしての能力にはかなりのギャップがある。そして彼の声質も非常にコミカルである(声優さんについてはノンテロップなので不明)。そう、ガルマは不思議なキャラ立ちをしているのだ。戦いの最中にヒーローを「かっこいい」と褒める怪人もそうそういまい。ましてや、「レインボーマン」は「ゴレンジャー」的なギャグ要素が強いわけではなく、むしろシリアスな路線であるのにもかかわらずだ。

前述の通り、殺人プロフェッショナルは市販のゴムマスクに全身タイツや衣装という実に怪しい魅力を持った造形である。その上でガルマなどの不思議なキャラ立ちは特撮における怪人群の中でも一際、異彩を放っている。

レインボーマン」は特撮番組のなかでも変わり者の位置にあり、その中でも大成功した部類である。そして、番組になかなか登場しない怪人も、実に"変わり者"なのであった。

 

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