マサキの部屋

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レインボーマン ドクター・ボーグの執念のサイボーグ軍団

これまで何度も語ってきたレインボーマンだが、今回はレインボーマンの最終シリーズ・第4クールのサイボーグ軍団編に登場する死ね死ね団の科学者ドクター・ボーグについて語っていきたい。

サイボーグ軍団編

レインボーマンは4クールでフィナーレを迎えるのだが、その4クールのサイボーグ軍団編は死ね死ね団レインボーマンが共に強化され、戦いは熾烈を極めていく。そう、サイボーグ軍団編は最終シリーズに相応しい盛り上がりを見せていくのだ。

レインボーマンによってこれまでの計画を阻止されてきたミスターKは、ついにレインボーマン抹殺のために女性幹部達を人間サイボーグに改造する。人間サイボーグとなった女性幹部達は強力な武器でレインボーマンを追い詰める。数々の戦いに勝利してきたレインボーマンもサイボーグ達の武器の前では防戦一方だった。

サイボーグ化された女性幹部のひとり、キャシー(演:高樹蓉子氏)がもはや生身の人間ではなくなったことに悲しみ、目から潤滑油の涙を流すシーンが存在する。逆説的ではあるが仮面ライダーの番組初期の改造人間にされた苦悩を抱える本郷猛と通じるものがある。敵ながら、女の涙で訴えてくるのはつくづく卑怯な番組だなぁと思う。そりゃ人気も出るはずだ。

女性幹部達を人間サイボーグに改造したのは死ね死ね団の科学者ドクター・ボーグ(演:長沢大氏)。ドクター・ボーグは人間の細胞を硬化させつつ、遠隔操作可能なサイボーグにするボーグαの開発に着手。ボーグαは完成せずに数時間で効力が切れてしまう試作品ではあったが、タケシの友人もボーグαによってサイボーグ化されたりと、劇中で猛威を振う。ボーグαは拳銃の弾丸に仕込まれており、人間の首筋に撃ち込むことで人間をサイボーグ化する。原理、構造は明らかではないが、人間の体に機械を埋め込むという意味でのサイボーグだと思われる。サイボーグはサイバネティク・オーガニズムの略でウィキペディアによると、ペースメーカーもサイボーグの概念である。

例外ではあるが、ボーグαを撃ち込まれた農夫と、たまたま農夫の首筋にいたカマキリが融合し、カマキリ男という突然変異のサイボーグが誕生する。

サイボーグ軍団編は改造手術による人間サイボーグと、機械を埋め込まれた人間のサイボーグという二種類のサイボーグの軍団との戦いである。

また、殺人プロフェッショナルのリーダーでレインボーマンに倒された魔女イグアナ(演:塩沢とき氏)母・ゴッド・イグアナ(演:曽我町子氏)が登場、レインボーマンを執拗に狙い、レインボーマンを巡って死ね死ね団とも小競り合い、レインボーマンvs死ね死ね団vsゴッド・イグアナという三つ巴の構図になっていった。

レインボーマンは度重なるピンチの中、サイボーグ達に対抗するため、新たな修行でレインボークロスを会得する。レインボークロスは基本形態のダッシュ7でありながら、別の二つの化身の術を使用することができる。レインボークロスによって圧倒的に強化されたレインボーマンは最後の戦いに活路を見出した。

かくしてレインボーマン・サイボーグ軍団編はシリーズ最大級の戦いが繰り広げられたのだ!!

ドクター・ボーグという執念の塊

ドクター・ボーグは第40話から登場。だが第40話では顔見せ程度の登場で、本格的に登場するのは第42話からである。

登場回リストとオープニングテロップ表記

第40話 「ダイヤモンド略奪作戦」

テロップ "ドクター・ボーグ"

第42話 「追跡1000キロ!」

テロップ "ボーク(原文ママ)"

第43話 「太陽とみどりに誓う!」

テロップ "ボーク博士(原文ママ)"

第44話「レインボー合体の術」

テロップ "ボーグ博士"

第45話 「ドクター・ボーグの執念」

テロップ "ボーグ博士"

第46話「サイボーグ奴隷部隊」(回想シーンだが、新撮となっているため) 

テロップ "ドクター・ボーグ"

テロップ表記が安定しないのはご愛嬌。それも当時の作品の味と言える。そういう所も含めて昔の作品が大好きである。

サイボーグ軍団編において重要人物のドクター・ボーグの出演回数は意外と少ない。だが出演回数に反して、ドクター・ボーグの印象は非常に強い。

まず、ドクター・ボーグの容姿である。歴史上の偉大な音楽家のような金髪のヘアースタイルで、白衣を身に纏っている。物凄いインパクトで、一度見たら忘れることは出来ないだろう。ドクター・ボーグを演じた長沢大氏の普段のヘアースタイルは短めの横分けで、ドクター・ボーグのヘアースタイルのイメージと合わない。だが少しずつ見慣れていくと結構しっくりきていると思えてくる。レインボーマン ダイヤモンド・アイ コンドールマン大全(岩佐陽一 編 双葉社)の長沢大氏へのインタビューによると、長沢大氏はドクター・ボーグのカツラを被るのに、最初抵抗があったそうだ。

逆に言えばドクター・ボーグの容姿こそ、ドクター・ボーグのアイデンティティであり、彼の秘めた執念を引き立ている。

第45話「ドクター・ボーグの執念」にて、ドクター・ボーグが死ね死ね団に所属した経緯が語られる。

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ボーグは元々町医者であったが、戦時中に日本軍医によって妻を殺された。ボーグは妻を殺した軍医に復讐を果たしたものの、憎しみは消えず、日本人抹殺計画を掲げるミスターKに同調したのだった。

劇中ではボーグの妻の死因は明らかにされていないが、レインボーマン ダイヤモンド・アイ コンドールマン大全(岩佐陽一 編 双葉社)によると、脚本では妻の死因は毒ガス人体実験によるものとなっている。

同話のボーグαの人体実験のシーンでは被験者が次々に死に、その死に方が生々しく残酷なのだが、多分妻の死因ともダブらせていた可能性がある。

死ね死ね団のボス・ミスターKは他の部下に比べてドクター・ボーグを特別扱いしており、ボーグαが完成せず焦るドクター・ボーグに「あなたならできる」と激励。さらには「私も同じような境遇だ」と発言する。ミスターKは部下よりも、仲間の認識だと思われる(ミスターKとドクター・ボーグの会話のシーンはただならぬ空気感であり、必見である)。

ドクター・ボーグは死ね死ね団の中で唯一、バックボーンが語られた人物である。またバックボーンが語られたことによって記号のような悪の科学者から、別格の存在となったと言えるだろう。

「私が死んでも・・・、私の執念は死なない・・・。」

第45話 「ドクター・ボーグの執念」より

彼の末恐ろしい執念が最後までレインボーマンと日本人に襲いかかる。そしてミスターKもたかが外れたように暴走を開始する。

レインボーマン死ね死ね団の戦いの結末は如何に!?

 

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