マサキの部屋

特撮・ドラマ・映画その他もろもろについて語ります

【お知らせ】創作ブログ「マサキの実験室」とnoteはじめます

以前の記事で、創作ブログ「マサキの実験室」を立ち上げる予定と書いておりましたが、今回、やっと始動させることになりました!!

内藤選手の一歩踏み出す勇気ならぬ、新たな一歩を踏み出したいと思います。

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まずは、小説「ニュース」からの投稿となります。

小説 「ニュース」 - マサキの実験室

この創作ブログ「マサキの実験室」は小説だけでなく、様々な創作作品を投稿していきたいと思っています。

私にとって「マサキの部屋」は様々な作品の感想を文章にすると同時に、作品についての勉強の場でもありました。勿論、「マサキの部屋」もしっかり並行してやっていきますが、「マサキの実験室」立ち上げと同時に、noteでも記事を書いていこうと思います。noteは常日頃、思うことを記事にしていく予定です。こちらは「恋愛について」が初投稿となります。

恋愛について|サカモト・マサキ|note

正直、より大変になると思いますが、仕方ないです。忙しくなるのは嬉しい悲鳴です笑。

しかし、バレンタインデーに初めての小説「ニュース」を投稿していたとは、後になって気がつきました。自分ではまったくバレンタインデーを意識していなかったので、ちょっとびっくりしました。小説の内容が明るければ、縁起が良いのですが、非常に暗い内容なので正直言うと複雑です笑。

これからも読書等をしながら、自分の考えを持てるようにしたり、ブログの文章や内容等を向上させていきたいので、これからも是非、よろしくお願いします。

特捜エクシードラフト 第9話「危険な家族ごっこ」について

 

今回は「特捜エクシードラフト第9話「危険な家族ごっこについて語りたい。

特捜エクシードラフト」(全49話)は1992年2月2日〜1993年1月24日に放送され、メタルヒーローシリーズ第11作、レスキューポリスシリーズでは第3作にあたる。そして次回作は「特捜ロボ ジャンパーソン」。

当初、エクシードラフトはレスキューポリスシリーズシリーズでありながら、第1作「特警ウインスペクター」と第2作「特救指令ソルブレイン」と世界観を共有していない設定だった。だが番組終盤にシリーズ第1、2作の登場人物・正木本部長が登場したことにより、エクシードラフトは前2作と世界観を共有することになった。

基本的に1話完結で、シンジゲートによる犯罪や未来的装置・超常現象による事件・事故などを扱った内容である。従来のレスキューポリスシリーズの流れを受け継いでいるが、決定的に違う部分は、光の戦士編や終盤の炎の悪魔の黙示録編という、独自のストーリーが展開されたこと。前者は宇宙生命体との友情、後者は神と悪魔の戦い(ルーツはオーメン3?)が描かれ、従来のレスキューポリスシリーズで築いたカラーとは毛色が異なる。

そのためか、特に炎の黙示録編について賛否が別れている(個人的に好きだけど)。炎の黙示録編はさて置いて、エクシードラフトの物語は評価の高いものが多く、従来のレスキューポリスシリーズらしい内容である。今回語る「危険な家族ごっこ」はまさにその最たるものであろう。

「明日の地球に人々は求めた。愛と希望と優しさを。そして人々は選んだ。若く熱い三つの魂を。多様化する未来型犯罪に敢然と挑戦する、特別救急捜査隊の誕生である。」

オープニングナレーションより

エクシードラフトに所属する若き隊員・叶隼人、村岡耕作、大熊拳の3人がトライジャケットと呼ばれる強化アーマーを着用し、レッダー、ブルース、キースとなって犯罪・災害に立ち向かう。

叶隼人(24歳)/レッダー

エクシードラフトの隊長でインターポール出身。階級は警視正である。冷静沈着で職務遂行を最優先とするが、同時に人命を遵守(じんしゅ)する。かなり出来た人物。かっこいい。

村岡耕作(24歳)/ブルース

警視庁特捜部出身で階級は警視。設定上、クールとされているが、エクシードラフトの中で最も人情家でまた、感情を表に出しやすい。両親を亡くしており、家族との絆の大切さは誰よりも知っている。

大熊拳(24歳)/キース

消防レンジャー部隊出身で階級は警視。温厚な性格で、エクシードラフトのムードメーカー的存在だが、かなりの熱血感でもある。空手と料理が得意(耕作曰く、料理は不味いらしい)。初期はなにかと耕作と衝突していたが、徐々にエクシードラフト隊員としての絆を深めていく。

3人ともカッコいいお兄さんと言う感じで、非常に親しみやすい。また、3人とも同世代なのでチームワークも良く、フレッシュな雰囲気も漂っていて好感も持てる。

エクシードラフトは3人の他に、桂木本部長と紅一点の日向隊員が所属。

桂木本部長は普段は呑気そうな雰囲気を漂わせているが、いざとなると長年の捜査経験に基づいた的確な指令を下す。

日向隊員は主に通信系を担当。エクシードラフトの捜査の要、探査衛星シムの操作やコンピューターのデータベースから犯罪者などの情報をはじき出す。基本は本部で職務をこなしているが、射撃や格闘術などの心得もあり、ごく稀に武器をとって戦うこともある。

あらすじ

第9話「危険な家族ごっこ
1992年3月29日放送 脚本:扇澤延男 監督:蓑輪雅夫

危険な家族ごっこ

危険な家族ごっこ

  • 発売日: 2016/12/22
  • メディア: Prime Video
 

宝石強盗団の一員、長井は組織を裏切って逃亡。そして小田切邸に侵入し、その身を隠した。だが、小田切邸には風邪で休んでいた一人息子・守とお手伝いロボ・キーパーの2人がいた。追われる身の長井は2人を連れて逃走。長井は2人を人質のために連れ去ったと思われていたが、実は守達が自ら長井に同行したのであった・・・。


ゲストキャラクターの長井は犯罪者ではあるが、根っからの悪人ではない。そんな長井を演じたのは遠藤憲一氏。

今回描かれるのは長井と守・キーパによる"家族ごっこ"(DVDブックレットで擬似家族と表現)である。

本作の脚本は扇澤延男氏で、扇澤氏を語りたいたがために当ブログをやっていると言っても過言ではない。扇澤氏は数多くのメタルヒーローの脚本を手掛けており、本作と同様なテーマで私の好きな作品が「重甲ビーファイター」第41話「兄貴はムキムキ」である。

本来の家族ではない者たちによる家族。その家族の絆は本物以上に強かった・・・。

まず、小田切家は三人家族である。守の両親は共働きでしかも多忙。家族揃って食事をとる時間もない。父親はロボット工学の研究員で、母親はコメンテーターとしてテレビで活躍しており、偉そうに自らの子育て論を語っている。

父親が守のために母親代わりのロボット・キーパーを作ったのだった。

そして長井が守が運命の悪戯のによって出会うことになる。

組織を裏切った長井は貨物船に乗り込んでオーストラリアに高飛びするつもりであった。そんな長井は元々普通のサラリーマンだっだが、妻子を事故で亡くし、そこから犯罪者の道に転落。そう、長井は父親であったのだ。

長井は守に家庭の事情を尋ねる。その時、外出していたキーパーが帰って来てしまう。キーパーを見た長井は守に言った。

長井「お前、人間のおふくろがいるってのに、こんなロボットに育てられてんの?」

楽しかったぜ、家族ごっこ

守達は自らの意思で長井に同行。その理由はこうだ。

守「僕は嫌いだよ、日本なんて。みんな忙しく働いてて、家族でご飯食べる時間もない国なんてさ。」

共働きが悪いというよりも、親の愛情を十分に感じることが出来なかったということであろう。

長井は守に両親を置いて、日本から去ることに未練はないかと尋ねる。

守「捨てるんじゃないよ、とっくに僕の方が捨てられてたんだ。」

守はそう答えた。

長井と守とキーパーは貨物船を待つために、港付近の倉庫で待機。そこで束の間の家族ごっこを楽しむ。その姿はまるで本物の家族以上に幸せそうだった。

エクシードラフトは当初、長井が守達を人質に取ったとみて捜査を進めていたが、やがて守が自らの意思で長井に同行したことに気づく。だが耕作は捜査の過程で長井の事情を知り、いち早くそのことに気づいていた。

長井は妻子を亡くし、その骨を小袋に入れて持ち歩いている。そして子供を失う悲しみを知る者が誘拐をする筈はないと。

だが、そんな長井から守を奪い返さなければならないことを耕作に告げる隊長・隼人。

耕作「どうして!?」

隼人「そこまで言わせるな、俺に!」

今回は犯罪者であるひとりの男と、一般市民の子供が心を通わせるという一本だが、扇澤氏の作品は悪をただの悪とせず、ひとりの登場人物としてのバックボーンを掘り下げ、視聴者に感情移入させる。今回はまさにその最たるものであろう。前述の同様なテーマの作品として「重甲ビーファイター」第41話「兄貴はムキムキ」を挙げたが、その作品は敵組織のロボット幹部・シュヴァルツと、シュヴァルツ自らが作り上げた兄貴・マッチョNo.5による"兄弟の絆"という、善悪を超越したドラマが描かれる(兄貴というのがミソ)。

今回も善悪を超越した「擬似家族」であり、家族のあり方について考えさせられる一本であった。

また長井は守を通して、亡くした自分の子供とできなかった家族の時間を過ごそうとしていたこと、両親を亡くしている耕作が長井や守のことにいち早く気づいていたというのが、秀逸である。

 

大人になるといろんな事情を知って、本当に大切なことを見落としがちである。そして大切なことよりも事情を優先するようになる。何も、事情を優先するなというわけではない。けど、たまには特撮番組から、本当に大切なことを再確認にすることはアリではないだろうか?

特撮番組を見て自らの襟を正す。

日常で忘れがちな大切なことを再確認させてくれるのが、特撮番組の魅力のひとつである。

 

叶隼人/レッダー:影丸茂樹

村岡耕作/ブルース:河合マモル

大熊拳/キース:榊原伊織

日向愛隊員:中村由利

桂木重吉本部長:福田豊

ナレーター:鳥居賞

第9話「危険な家族ごっこ」ゲスト

長井清ニ:遠藤憲一

田切守:長沼哲郎

キーパーの声:小金澤篤子

 

第9話「危険な家族ごっこ」収録DVD

特捜エクシードラフト VOL.1【DVD】

特捜エクシードラフト VOL.1【DVD】

  • 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
  • 発売日: 2011/03/21
  • メディア: DVD
 

プロフェッショナル 内藤哲也に学ぶ人生論

「トランキーロ、あっせんなよ」

内藤哲也

今年1月4日、5日同時開催の新日本プロレス「レッスルキングダム14」の2連戦を制し、IWGPベビー、IWGP ICの二冠王者という"史上初の偉業"を成し遂げた内藤哲也選手。

内藤選手については以前、プロトタイプ版「マサキの部屋」で語ったことがあるが、今回は当ブログにて盛大に語っていきたい!!

新日本プロレスの制御不能な男・内藤哲也

内藤哲也デビュー10周年記念DVD NAITO 10 ANIVERSARIO

内藤哲也デビュー10周年記念DVD NAITO 10 ANIVERSARIO

  • 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
  • 発売日: 2016/08/26
  • メディア: DVD
 

1982年6月22日(37歳)

歯に衣着せぬ発言、試合中のダーティな振る舞いなどから、新日本プロレスの"制御不能な男"として知られている。

その一方で、ヘビー級ながら華麗なる空中殺法とスピーディーな攻撃で相手を圧倒する実力者である。

かつてはスターダスト・ジーニアスと呼ばれ、棚橋弘至選手に次ぐ、本隊のエースになることを期待されていたが、凱旋帰国したオカダ・カズチカ選手の"レインメーカー・ショック"を受け、低迷。その後メキシコのプロレス団体CMLLに遠征し、ユニット"ロス・インゴベルナブレス"に加入。帰国後も、ロス・インゴベルナブレスの一員として振る舞い、本隊とは決別。EVIL選手をパレハ(スペイン語で仲間という意味)とし、制御不能に振る舞って新日本プロレスを席巻。それから、BUSHI選手をメンバーに加え、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンを結成する。そしてSANADA選手、高橋ヒロム選手、鷹木信悟選手がロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンに加入し、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン新日本プロレスを代表する一大ユニットとなっている。

得意技

デスティー

背後から、相手の肩・二の腕付近を軸に逆上がりのように回転して行う、リバース・DDT。これが正調式で、相手の背後から助走をつけて行う奇襲性の高いコリエンド式や、回転する際に自分の体を旋回させながら行うなどの派生版も存在。

グロリア

相手の腕をハンマーロックで極めながら、もう一方の自分の手を、相手の首筋に回して持ち上げ、そのまま背中か後頭部から落とす。繋ぎ技として使われたり、そのままフォールする場合もある。

バレンティア

相手をボディスラムと同じ体勢で持ち上げるが、そのまま肩口か後頭部から落とす、派生系のノーザンライトボム。主にデスティーノの布石として使われる。

スターダスト・プレス

コーナーからダイブする際にきりもみ回転しながら行う、ムーンサルトプレスの派生技。ロス・インゴベルナブレス加入以前のフィニッシュ・ムーブ。現在は封印しているが、大一番にて解禁することがある。

 

プロフェッショナル内藤哲也

2018年11月19日NHKで放送された、内藤選手に密着取材した「プロフェッショナル」。内藤選手の仕事に対する姿勢が存分に映し出されており、改めてプロフェッショナルの凄さを痛感させられた。

内藤選手が自らのキャリアを振り返る際に、レインメーカー・ショックについて語られている。レインメーカー・ショックこそ、内藤選手のキャリアの転機である。

内藤選手は着実に実力をつけ、新日本プロレスの至宝であるIWGPベビー級王座獲得間近と注目されていた。だが彗星の如く、凱旋帰国したレインメーカーことオカダ・カズチカ選手によってその注目は一瞬にして奪われた。オカダ選手は本隊と敵対するユニット・CHAOSのメンバーで、本隊のエース・棚橋選手を倒してIWGP王者となった。そしてオカダ選手は内藤選手の一年下の後輩である。

内藤選手は焦った。

だが焦れば、焦るほどファンは離れ、次期本隊のエースというポジションも遠のいた。

「未来を掴んだのは後輩、オカダ・カズチカの方でした。雨に打たれたスターダストに時代は微笑まなかった。主役は俺だと叫んでも巻き起こったのは大ブーイングでした。」

「INVASION ATTACK」 2016 4月10日 両国国技館 実況:野上アナウンサーより

この状況を打破するために単身、メキシコの団体CMLLに遠征。そこでロス・インゴベルナブレスに加入。ロス・インゴベルナブレスはスペイン語で「制御不能なやつら」という意味で、ベビー、ヒールのどちらでもない立ち位置である。観客の反応を気にせず、好き勝手に自由に振る舞うロス・インゴベルナブレスは内藤選手に、新たなプロレス観を目覚めさせた。以前の内藤選手は本隊=正統派に属し、正統派は悪役とは違って制約のある立ち位置である。内藤選手はロス・インゴベルナブレスに属すことで正統派の制約を取っ払い、"制御不能な男"として生まれ変わったのだ。

低迷期は焦りから空回りをして正統派レスラーでありながらブーイングを浴びたが、CMLLでロス・インゴベルナブレスの一員として活躍することで、内藤選手は試合をすることが楽しくなっていった。充実感のあまり、前へ前へ出てしまう内藤選手に対して、同メンバーのラ・ソンブラが「トランキーロ」と言って制した。トランキーロはスペイン語で落ち着いてという意味である。

その後、内藤選手はロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(ハポンスペイン語で日本を指す)を結成し、本家と差別化を図った。

「諦めなければ夢は叶うという言葉は僕は嫌いなんですけど、どんな状況でも諦めなければ光は見えてくる。人生においても、やっぱ、どんなに厳しい状況でも諦めなさえしなければ、こうやってまた上を向くことはあるんだよと。」

プロフェッショナル 仕事の流儀 内藤哲也より

これは内藤選手の言葉であるが、この言葉を内藤選手自身が証明しているから凄い。

ファン時代の内藤選手はプロレスラーが歯を食いしばって必死に立ち上がっていく姿に勇気をもらったと語る。

「一歩踏み出す勇気」

内藤哲也

内藤選手は要所要所でそんな言葉を口にしていた。

また、「プロフェッショナル」の冒頭、会場マニアである内藤選手は、"お客様"のいない開演前の会場をケータイのカメラでパシャパシャ撮りながら言った。

「ここからの景色って基本、レスラーじゃなきゃ見れないっすからね」

その言葉は、WWEのプロレスゲーム「エキサイティングプロレス5」のシーズンモードオープニング、"誰もいない会場"での主人公のレスラーのセリフと重なった。

そこからの景色は最高だからさ」

エキサイティングプロレス5より

「エキサイティングプロレス5」は私にとって最も思い入れのあるゲームで、クリエイトモードでは自分のオリジナルのレスラーを作ることができる。「エキプロ」は私の創作意欲を刺激したのだ。このゲームによって、プロレスラーという個性を学んだし、漫画等は違うアプローチで、キャラクターを創造をすることが出来た。「エキプロ」がなければ今の私がいないと言っても過言ではない。まぁ、高校受験シーズンにもやっていたのは内緒だ(漫画も描いてたけど)。

そのゲームのセリフと内藤選手の言葉が重なるのは私にとって非常に感慨深いものがある。

 

"運命"を掴んだ"勇気"の一撃

今年の「レッスルキング14」で内藤選手は史上初の二冠王者となった。2019年の初頭から、内藤選手は二冠王者について言及し、2019年は主にIWGP IC王座戦線で活躍していた。飯伏幸太選手に敗れて、一時はIC王者から陥落したものの、リベンジに成功し、王座に返り咲く。そしてIC王者のまま、G1に出場。だが、スイッチ・ブレードことジェイ・ホワイト選手に敗れて、内藤選手は決勝進出にはならなかった(G1優勝者は飯伏選手)。9月に内藤選手はG1で自身を破ったジェイ選手とIC王座防衛戦で対決。だが、ここで運命の悪戯がおきる。

なんと、内藤選手はジェイ選手に敗れてIC王者から陥落した。

その時の週刊プロレスであるが、この表紙のインパクトから、私はその週刊プロレスジャケ買いした。

さらに飯伏選手、新IC王者ジェイ選手が二冠王座戦をアピールしている状況で、"言い出しっぺ"の内藤選手が蚊帳の外になる可能性があった。

だが、内藤選手はG1で借りのあるタイチ選手と11月にシングルマッチで対決し、見事勝利。タイチ選手を破ったことで無事、「レッスルキングダム」でジェイ選手の保持するIC王座に挑戦することが決定。内藤選手に二冠王者のチャンスが巡ってくる。そして今年の「レッスルキングダム」の二冠王座戦の流れはこうなっていた。

1月4日

IWGP ベビー級王座戦

王者 オカダ選手 vs 挑戦者 G1覇者 飯伏選手

・IC王座戦

王者 ジェイ選手 vs 挑戦者 内藤選手

1月5日

IWGPベビー王座、IC王座 二冠王座戦

1月4日のIWGPベビー級王座戦の勝者 vs 1月4日のIC王座戦の勝者

1月4日、内藤選手は二連敗を喫しているジェイ選手に、バレンティアからのデスディーノで勝利。見事IC王座に返り咲き、5日の二冠王座戦に歩を進めた。そしてIWGPベビー王座戦はオカダ選手が勝利、5日の二冠王座戦は内藤選手 vs オカダ選手となったのだった。

内藤選手とオカダ選手の因縁はまるで"運命的"であり、先輩後輩という関係以上に、寮時代は同部屋で2人で外出する仲であった。そして両者は数年にわたって抗争を繰り広げていた。

そして、"運命"の1月5日、内藤選手はバレンティアからのデスディーノでオカダ選手を破り、史上初の偉業の二冠王者となったのだ。

デスディーノ、バレンティア、グロリア・・・。内藤選手の主要な技の名前はスペイン語である。

デスディーノ・・・運命

バレンティア・・・勇気

グロリア・・・栄光

内藤選手は"勇気"の一撃から、二冠王者という"運命"を引き寄せたのだった。

 

内藤選手に学ぶ人生論

そもそも私が内藤選手を大好きになったのは2017年で、2017年といえば、私が潰瘍性大腸炎を発症した年である。まぁ、良くも悪くも思い入れのある年だ。

以前の私は"制御不能"になった内藤選手しか知らなかった。元々、ライバル団体WWEを見てプロレスを好きになったのだが、新日本プロレスをしっかり見るようになったのは4年前で、ちょうど内藤選手が"制御不能"になりたての頃だった。

2017年のある時、たまたまYouTubeで2014年の「レッスルキングダム8」のオカダ選手vs内藤選手の煽りPVを見た。

私はマジでビックリした。余裕満々の制御不能ではない、泥臭くガムシャラな内藤選手だったからだ。まさに泥だらけのスターダストだった。

「俺の夢はこうだから、みんな応援してよ。そういう事じゃないんですよ、俺が一番言いたいのは。みんなも夢持って頑張ろうよと。俺も頑張るからみんな夢に向かってみんなで頑張ろうよと。俺はそれが一番言いたいんすよね。」

レッスルキングダム 8 Macth VTR 内藤哲也より

この言葉に本当に感動した。潰瘍性大腸炎の症状に苦しんでいる時に、焦っている内藤選手と、その言葉に出会ったのは本当に意味のあることだった。しかも、その年のG1で内藤選手は優勝した。本当に「俺も頑張ろう」と思った。

「思ってることはさぁ、声に出して言わないと誰にも伝わないから。皆様を楽しませたければ、周りの目を気にせず、まずは自分自身が楽しむこと。

G1クライマックス27 内藤哲也より

でも、内藤選手はG1覇者として2018年「レッスルキングダム12」でIWGPベビー王者のオカダ選手に挑戦するも、敗北。だからこそ、今年の「レッスルキングダム」でオカダ選手を破り、二冠王座を獲得した感動は大きかった。

そんな内藤選手から私が学んだこと。

・焦らないこと。

当時の私は焦りまくっていた。だからその代償として、ボロボロになった。人生こそ、まさに「トランキーロ、あっせんなよ」のマインドである。

・周りの目を気にして黙っているだけでは、言いたいことは伝わらない。

これって当たり前のことだけど、なかなかできない。でもやらなきゃならない時がある。

相手の反応を気にするがあまり、自分の本意とは違った言動をしてしまう。結局それが嫌われる原因となる。ならば、Mr.Childrenの「innocent world」の「Mr.myself」ように、本来の自分を出していった方がいい。

・諦めないこと

苦しくても足掻き、覚悟と勇気を持って進めば、光が差すこともある。

人生は上手く行くことの方が珍しいし、短期的に見てしまえば結果が出てるとは言い難いが、長期的には結果が出てることもある。それでも、目に見える結果が出ないと苦しいのが人間である。どんなことでもやり続けることは痛みが伴う。やはり、それでもやり続けなければ結果は出ない。そんな時は一旦、結果が出ないことを受け入れて、内藤選手が本隊を飛び出したように、アプローチを変えてみる。そうすることで結果の見え方も変わってくるかもしれないし、結果そのものすら変わるかもしれない。

 

内藤選手はその身を持って人生で大事なことを教えてくれる。そして内藤選手がボロボロになりながらも必死に闘う姿に"勇気"を貰える。

二冠王者となった内藤選手が見せるこれからの景色、それは一体どんなものなのか?その答えはもちろん、トランキーロ、あっせんなよ。

 

トランキーロ 内藤哲也自伝 EPISODIO 2 (新日本プロレスブックス)

トランキーロ 内藤哲也自伝 EPISODIO 2 (新日本プロレスブックス)

 

 

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特捜最前線 第107話「射殺魔・1000万の笑顔を砕け!」について

久しぶりに特捜最前線についての記事である。

今回語るのは第107話「射殺魔・1000万の笑顔を砕け!」

本作はDVD-BOX3巻に収録された人気の高いエピソードで、犯人が猟奇的かつトリッキーである。後に珍しくなる、犯人との銃撃戦が描かれたりとアクション要素も強い。そして主役の刑事は紅林と桜井の二人で、その二人は事件解決を巡って互いのぶつかり合う。その時の紅林のセリフが非常に「特捜最前線」らしい。犯人の予告した無差別殺戮が刻一刻と迫るという状況の中で特命刑事たちのドラマが描かれていく。そう、本作はアクションとドラマが両立した回なのだ。

あらすじ

第107話「射殺魔・1000万の笑顔を砕け!」

1979年4月18日放送 脚本 大原清秀 監督 佐藤肇

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女子高生がライフルで射殺され、「三條真弓を自殺させろ、要求が通らない場合は高田馬場駅前で無差別に射殺を行う」という犯行予告が特命課に届く。特命課は事態に備え高田馬場駅に待機していると予告通り、雑誌を読んで笑っていた青年が射殺される。射殺魔は片桐という男で、極度の被害妄想から笑っている人間を憎んでいるのだった・・・。

 

神代課長=二谷秀明氏は第97、98話撮影時の怪我のため不在。代わりに橘警部が特命課の指揮を取る。

射殺魔・片桐を演じたのは北見敏之氏。片桐は笑っている人間を恨み、射殺するというなかなか恐ろしい犯人である。おまけに特命課に犯行予告を送り、自らのことを語りつつ、特命課に挑戦表明する音声テープを残すなど、自己顕示欲が垣間見れる。それはまさに現在の劇場型犯罪を彷彿とさせる。そもそも片桐は特命課に「三條真弓を自殺させろ」というかなり無茶な要求をしている時点で、猟奇的な部分を窺わせている。また、逆探知対策として第三者を介して特命課に第二の犯行予告を送ったり、特命課が自宅に乗り込んでくることを予期し、改造モデルガンの罠を仕掛けておくという、知能犯的な部分も存在する。

片桐の憎悪の原点・三條真弓(演:下村節子氏)という女性は片桐がウェイターとして勤めていたレストランの元同僚のウェイトレスだった。真弓は以前、片桐と恋人の関係であったが、実は他のウェイター達とも関係を持っており、片桐は弄ばれていたのだ。

その後、真弓は三條というインテリの男(演:寺泉哲章氏)と結婚し、シドニーに移住。

片桐は失恋し、それと同時に客としてレストランに訪れた真弓とその婚約者・三條に嘲笑われる。片桐は元々ナイーブな性格で、二人に嘲笑われたのが引き金となり、他人の笑いが自分のことを嘲笑っているという被害妄想に取り憑かれ、精神錯乱。人の笑顔を憎むようになった。

その時の片桐のセリフが凄い。

「ひとりの人間が恋を失ったら、全世界はそのために泣くべきだ!!」

まるで文学者のようである。岩波文庫などで出くわしそうな言葉だ。

また、そのシーンの北見氏の演技が凄い。完全に目がイってしまっている。

片桐は事を起こすために、有り金をはたき射的訓練に没頭。今回の事件の第一の犯行、女子高生を射殺したのはその女子高生が自分を嘲笑ったのだと思い込んだからであった。

本作の主役のひとり桜井刑事は、特命課に復帰したてのため、かなり尖っている。服装は上下スーツではなく、カーキ色のシャツに革ジャンである。拳銃は日本の警察が使用していない、アメリカ製のコルトガバメント?を所持している。

桜井は第1話から在籍しているメンバーで、第52話をもって特命課に籍を残したまま、捜査のため渡米。一時的に特命課を離脱。その一年後、第103話で特命課に復帰。当初の桜井は特命課ナンバー2的ポジションのエリート刑事であったが、復帰時の第103話から目的の為なら手段を選ばないスキャンダル刑事に変貌していた。金を巻き上げたり、捜査のためなら女性と"そういった関係"を持つなど、かなりアウトな刑事である。そのためか、桜井の階級は警部だったが、復帰時に警部補に降格。

 

事態に備え、特命課は高田馬場駅前に待機していたが、予告無差別射撃で被害者1名を出し、片桐には逃走されてしまう。その後、片桐は特命課に第二の犯行予告を送り、今度は歌舞伎町の交差点で無差別射撃を行うと宣言。

桜井は第二の無差別射撃を食い止めるために、三條真弓にそっくりな、"ちょっとした知り合い"の女性(演:真弓と同じく下村節子氏)を防弾チョッキを着せておとりにし、隙をついて片桐を射殺する作戦を提案人命を危険に晒す桜井の提案は他の特命刑事たちの反対により、無事却下される。

そして、紅林は桜井に対して強引なやり口と、片桐をやたら、射殺、射殺すると言い過ぎだと非難。すかさず桜井は「片桐に同情したのか?」と言い返すが、紅林は「片桐にも人権はある。だが本心では八つ裂きにしてやりたい。でも自分達は刑事で、超えてはならない一線がある。片桐を裁くのはあくまで裁判所で、片桐を射殺することがあっても、それは時と場合がある」と反論。

この紅林のセリフこそ、「特捜最前線」の姿勢を表していると思う。

紅林のセリフは「罪を憎んで人を憎まず」という綺麗ごとではなく、ホシは殺したいほど憎いが、刑事としてのルールは最低限守らなければならないという、どんな凶悪犯であっても射殺して即解決にはしない、「特捜最前線」の番組ポリシーが存分に表れている。

特捜最前線」は拳銃との向き合い方はかなり慎重で、初期はあまりそうではなかったかもしれないが、「特捜最前線」で刑事たちが拳銃を発砲するということは、余程の事件に限ってであったと思う。

そう、「特捜最前線」は拳銃をただのアイテムとしなかったのだ。その姿勢こそ、「特捜最前線」が数ある刑事ドラマのなかでもオンリーワンの輝きを放っている所以であろう。

また、捜査方針を巡って刑事達が互いにぶつかり合う様は、「特捜最前線」の真骨頂と言える。特命課は互いにぶつかり合うことで、解決に向かい、互いの絆を深めていく。

片桐の第二の無差別射撃の被害を食い止めるために、特命課は自分達が笑っておとりになる作戦を展開。自分たちの身の危険も顧みず、こんな作戦を展開してしまうのも、まさに「特捜最前線」らしい。私は以前、「特捜最前線」は刑事ドラマのなかでもオールラウンダー的な位置に属すると書いたが、本作はまさにそれで、さらには「特捜最前線」らしさが見事に両立した回である。

リアリティとドラマの狭間で濃いエピソードを連発した刑事ドラマ「特捜最前線」。約10年間にわたって放送され、多くの人に愛された「特捜最前線」の功績は、視聴者のみならず、後の東映ヒーローにも多大なる影響を与えるのだった。

 

第107話収録の単品 DVD

特捜最前線 BEST SELECTION VOL.10 [DVD]

特捜最前線 BEST SELECTION VOL.10 [DVD]

  • 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
  • 発売日: 2013/02/21
  • メディア: DVD
 

同話収録のDVD BOX

特捜最前線 BEST SELECTION BOX Vol.3【初回生産限定】 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 東映
  • 発売日: 2007/07/21
  • メディア: DVD
 

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レインボーマン 殺人プロフェッショナル 殺しの流儀〜エルバンダ編〜

 

久しぶりにレインボーマンの記事を書きたい。

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以前は、レインボーマン 殺人プロフェッショナル 殺しの流儀〜ガルマ編〜 - マサキの部屋という記事を書いた。今回は、その殺人プロフェッショナルのひとり、電流人間(スパークマン)エルバンダについて語りたいと思う。

レインボーマンの記事ばっか書きすぎじゃね?と思われるかもしれないが、それは仕方がない。だってレインボーマンはそれくらい語ることが多すぎるのだ。いやもう、ポケモン大好きクラブの会長のように語彙力が無くなるくらい好きなのだ。多分しばらくしたら、またレインボーマンの記事を書くと思います。

そのエルバンダは殺人プロフェッショナルのなかでも、ガルマと双璧をなすキャラ立ちをした怪人である。まぁ、いろんな意味でも怪人なのだが。

エルバンダの殺しの流儀

エルバンダは第20話「M作戦をぶっとばせ!!」と第21話「電流人間(スパークマン)をやっつけろ!!」に登場する、7人の殺人プロフェッショナルの6人目の殺し屋で、リーダー・魔女イグアナの息子である。以前の記事でも書いたが、エルバンダの父であり、イグアナの夫はいったいどんな人物なのであろうか?

エルバンダは電流人間という名の通り、両手をクロスをさせることで強烈な放電攻撃を行う。その威力は人間を丸焦げにするほどで、標的レインボーマンを苦しめる。放電攻撃の他に、円盤状となって飛行する能力も持ち合わせている。また、レインボーマンの遠当ての術も通じないという、なかなか厄介な相手である。エルバンダの放電攻撃の威力だけを見れば殺人プロフェッショナルのなかでもかなり高い方だと思う。

だが、以前の記事で書いた通り、エルバンダはキャラクターのクセがすごいのだ。

レインボーマンとの初戦、エルバンダは意気揚々と出陣し、必殺の放電攻撃でレインボーマンを翻弄。それも束の間、レインボーマンに攻撃を避けられて蹴りを喰らってしまい、そのまま川に転がり落ちて漏電。エルバンダは戦闘不能に陥り、母親・イグアナに「マ〜マ」と叫んで助けを求める。イグアナの魔力によって基地にテレポートされ命拾いはしたものの、レインボーマンとの初戦では呆気なく敗北するエルバンダであった。

その一部始終を見ていた死ね死ね団の首領・ミスターKはエルバンダの醜態を、母親のイグアナに対して「これはどういう事だ」と苛立ちを隠せない様子であった。さらにミスターKはエルバンダ二度目の出陣の際に「はやく、アレを出発させろ」とイグアナに命令。エルバンダはミスターKに"アレ"呼ばわりされてしまっている。そんなエルバンダはイグアナに「頑張るよ、ママ!!」とやる気満々であった。

ちなみに、二度目の戦闘はエルバンダ優勢であったが、レインボーマンの術によって結果的に吹き飛ばされて中断。だが、エルバンダの放電攻撃はレインボーマンにダメージに与えており、レインボーマン=ヤマトタケシは体の痺れに苦しめことになった。

そう、エルバンダはマザコンである。ここまで露骨なマザコンの怪人はなかなか存在しないだろう。

3度目の出撃の際にエルバンダはイグアナに戦利品として、レインボーマンの丸焼きを化粧道具としてプレゼントすることを約束(一体どんな化粧道具なのだろうか?)。そして、ミスターKはその意気だぞと激励。あのミスターKが優しくなった!!

エルバンダにやられっぱなしのレインボーマンではない。レインボーマンは七つの超能力を駆使する歴戦の英雄(ヒーロー)なのだ。エルバンダは三叉槍と剣を携え、レインボーマンに最後の戦いを挑む。それに対し、レインボーマンはアレだけ苦しめられたエルバンダの放電攻撃に、毒を以て毒を制するように同じく電気で対抗するのだった!!

 

やはりエルバンダは存在感はその他の殺人プロフェッショナル達よりも抜きん出ている。そう最初に言った通り、いろんな意味でも怪人なのだ。

そんなエルバンダは"日本人抹殺を企む秘密組織・死ね死ね団"に所属している。死ね死ね団組織力の凄さはエルバンダという突飛な存在が所属することで証明されている。まぁ、母親である魔女イグアナが所属してること自体凄いが。

また、エルバンダの登場する第20話「M作戦をぶっ飛ばせ!!」はM作戦のニセ札による日本経済混乱を解決するために、ヤマトタケシ=レインボーマンが国会議事堂に単身に乗り込んで、大臣に死ね死ね団の陰謀を訴えるという、「レインボーマン」を象徴するシーンが描かれた回でもある。突飛な部分と真面目な部分のギャップが凄い。

エルバンダとレインボーマンの戦いは東宝の光化学合成で演出され、「レインボーマン」では珍しく、実に特撮番組らしい戦闘シーンあった。そして7人の殺人プロフェッショナルという怪人達とレインボーマンというヒーローの戦いが描かれたM作戦編は「レインボーマン」のシリーズの中でも、屈指の人気を誇っている。

 

そんなエルバンダを演じたのが大月ウルフ氏である。大月ウルフ氏の怪演が凄い。

大月ウルフ氏は特撮界の名バイプレイヤーで、基本的に"怪しい人物"を演じてきた。制作会社に限らず、数々の特撮番組に出演し、その出演作は枚挙にいとまがない。そして今回のエルバンダ役はまさにその最たる物と言えるだろう。また、「レインボーマン」の同シリーズ、川内ヒーロー三部作の「コンドールマン」(東映)にもサラマンダー=J・ゴードン役で出演。「コンドールマン」でも大月ウルフ氏は怪しい魅力を発揮していた。ちなみに、サラマンダーは今年の始まりに数十年ぶりに脚光を浴びた?怪人ゼニクレージーの上司にあたる怪人である。

大月ウルフ氏の魅力はなんといっても野太い声と奇怪な笑い声である。本当に怪演というのを地で行っている。エルバンダは殺人プロフェッショナル達のなかではマスクをせず、衣装とメイクのみである。これだけでも、怪人として成立するから凄い(ヘロデニア3世も同様)。

 

レインボーマン」の魅力はこれまで何度も語ってきたが、シリーズ屈指の人気作・M作戦編に登場する7人の殺人プロフェッショナル達は「レインボーマン」の魅力の一部である。その殺人プロフェッショナル達は「レインボーマン」という番組に、怪人との戦いという特撮番組のスタンダード的手法をもたらした。さらに殺人プロフェッショナル達はどれもクセの凄い者ばかりであった。

レインボーマン」は昭和に産声をあげた特撮番組のなかでも、オンリーワンの輝きを放っている。私にとって「レインボーマン」は噛めば噛むほど味のする、そんな作品である。そして、私はまだ「レインボーマン」を語り尽くしてはないのだ。

 

レインボーマン 作戦編 DVD 

VOL.3 第14〜20話 VOL.4 第21〜26話収録

愛の戦士レインボーマンVOL.3 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 東宝
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愛の戦士レインボーマンVOL.4 [DVD]

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ブログを1年半やって思ったこと

当ブログを開設して1年半になります。ということで今回はタイトルの通り、私がブログを約1年半やり続けて思ったことを記事にしたいなと思います。まぁ、今回の記事に関しては、これからブログを始めようかなと思う人に見てもらえたら何よりです。

 

ブログ「マサキの部屋」1年半の歩み

当ブログを開設したきっかけは以前の記事で語ったことがあり、是非、その記事を読んでいただけると嬉しいです。

なぜ、ブログ「マサキの部屋」をはじめたのか? - マサキの部屋

また、一周年記念として自分のお気に入りの記事を5つ選んだ、「ベスト・オブ・マサキの部屋」なるものを行った。勿論、来年も行うつもりである。

一周年記念 ベスト・オブ・マサキの部屋 - マサキの部屋

本当のことを言えば、全ての記事がベストであって1年間で書いた記事の中から5つ選ぶのは辛い。だが、ブログ初心者の私が苦闘しながらも、自分のなかで手応えやステップアップを実感できた記事はやはり思い入れが強い。その記事を選んだのが「ベスト・オブ・マサキの部屋」なのである。例えるなら、懐かしい番組「トリビアの泉」で最も高い「へぇ」を獲得した金の脳のトリビアよりも、高橋克実氏のマイフェイバリット・トリビア=銀の脳のトリビア達なのである。

f:id:masakips:20191117133526j:image画像 当ブログ、ウルトラセブン 第43話「第四惑星の悪夢」とイナズマンF 第37話「幻影都市デスパー・シティ」 - マサキの部屋の記事執筆時のメモ

初心者の私はブログ立ち上げ当初、一つの記事を書き終えるのに大変な時間が掛かった。

何度も言うが、本当に脳が爆発しそうになるくらい大変だった。

でも苦闘して書いた記事が検索してしっかりと出てくると、本当に嬉しい。努力が報われた瞬間であるし、脳内でロッキーの曲がかかるくらいである。

真の価値は栄冠ではなく、苦闘にある。

リチャード・モンクトン・ミルンズ(政治家/イギリス)

「倒されたかはどうかは関係ない。立ち上がるかが問題だ。」ブランドン・ハースト 編 大城光子 訳 アルファポリス より

まさにこの名言の通りである。苦しい思いをしたからこそ、栄冠が輝きが増すのである。

 

ブログを1年半やって思ったこと

ブログ立ち上げ当初、自分で思っている以上にPVが少なくてヘコむことが多々あった(さすがにPV0の日かなりヘコんだが)。それは誰もが通る道である。

ブログ初心者はブログのノウハウを調べると思う。そのノウハウでやたら目につくのはPV至上主義である。それに記事の毎日投稿が良しとされている。

確かにブログは多くの人に見られなければ意味がない。だが初心者にはまだノウハウはピントはこないだろう。それよりもまず、PV至上主義から脱却しなければならない。

ブログは、継続することが最も重要である。継続するにあたって大事なことは熱意である。熱意がなければ困難なことも成し遂げることはできない。

そして継続していくなかで、ダイヤモンドが磨かれるように文章も向上していく。文章が向上されることで一つの記事を書くスピードも上がっていくだろう。確かに、毎日投稿が出来る人は本当に凄いと思うが、毎日投稿が難しい人は無理にやることでもない。無理して毎日投稿するよりも、質の良い記事を間を開けても投稿する方が良い。大前提として、ブログは読者さんあってのモノである。読者さんに読んでいただいているという意識を持って、記事を執筆すべきだろう。読者さんには無理矢理捻り出して投稿した雑な記事など、読ませるわけにはいかない。

ブログには様々なコンセプトがある。そのなかで、自分が好きなものこそコンセプトとすべきだ。自分が好きなものには熱意を傾けることができる。PV至上主義ではないが、ブログ立ち上げ当初はどうしてもPVが気になる。そんな時こそ、自分の熱意を傾けられるものをコンセプトとしたならば、PVが少なくてヘコんでも、ブログを継続することができる。

また、やり続けることで自分の特徴・傾向が見えてくる。それが個性であり、逃してはいけない。これを読んでいるあなたには好きな作家や歌手がいるだろう。その好きな人たちには個性がある。みんなその人たちの個性が好きなのである。ブログもPV等を気にして当たり障りのない内容を書くのよりも、やり続けることで見えてきた個性(最初から確立出来てる人もいるが)が重要である。そしてそこから垣間見れる人間性こそ、みんなが知りたいことであり、長く読んでもらえることにつながる。正直、クオリティーよりも大事なことである。

勿論、ノウハウも必要ではあるがそれだけに捉われるのはいかがなものか。「論語と算盤」ではないけれど、熱意とノウハウをしっかりと重ね合われることが必要である。

論語と算盤 (角川ソフィア文庫)

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結果が全てではない。

たとえ結果が出なくとも、やり続けたという経験は長い人生において無駄になることがない。その経験は自信となる。

私の場合はブログの内容や文章向上のために、読書(趣味の一つだが)をしているが、全ての本が良書というわけではないけども、読書によって得たものは自分自身の可能性を広げることになる。そして、一生懸命やっていると必ず誰かが見てくれて、その熱意が伝わる瞬間がある。それは結果以上に価値のあることである。

もし、これからブログを始めてみようと思う人は是非、やってみて欲しい。現在、様々な発信方法があるけれど、ブログというアプローチはブログでしかできないことがある。ブログを始めたことで初めて知る自分=個性もあるだろうし、自分自身の可能性を広げることにつながる。

最後に、いつも読んでくださる方には本当に感謝です。私がブログを継続できるのはいつも読んでくださるからです。

 

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特捜ロボ ジャンパーソン 第8話「見た英雄(ニューヒーロー)の顔!!」

前回に続き、今回も「特捜ロボ ジャンパーソン」について語りたい。

第8話「見た英雄(ニューヒーロー)の顔!!」

1993年3月21日放送 脚本 曽田博久 監督 石田秀範

見た英雄の顔!!

見た英雄の顔!!

 

あらすじ

SS-Nのドクター西園寺は形状記憶細胞を開発。形状記憶細胞は人間の姿を記憶し、それを噴射することで相手を記憶した人間の姿を変えてしまう。西園寺は形状記憶細胞に強盗犯マシンガンジョーの姿を記憶させ、ジャンパーソンをマシンガンジョーの姿に変えてしまった!!

今回の敵組織はSS-Nで作戦の実行者はドクター西園寺。西園寺は演じているのはエンケンこと遠藤憲一氏である。そう、SS-Nの首領・綾小路麗子=高畑淳子氏の部下があの西園寺=遠藤憲一氏なのだ。なかなかすごい構図である。そして前番組の「特捜エクシードラフト」には遠藤憲一氏が第9話、高畑淳子氏が第6話にゲスト出演している。

形状記憶細胞に姿を記憶されるマシンガンジョーを演じたのは佐藤信一氏。佐藤信一氏は「特警ウインスペクター」の準レギュラー六角虎五郎役で出演し、その後番組「特救指令ソルブレイン」〜「ブルースワット」(ジャンパーソン含めて)までのメタルヒーローシリーズにゲスト出演している。また、イタズラをする悪ガキ・雄太役の菅原有吾氏も「特捜エクシードラフト」第18話にゲスト出演している。今回は東映特撮に縁のある役者さんで固められている。

本作には怪人が登場ぜず、SS-Nの兵器・形状記憶細胞が怪人に代わってストーリーを動かしている。兵器等のアイテムがストーリーを動かす様は前作のレスキューポリスシリーズの名残という感じもしなくもない。

その形状記憶細胞は前述のとおり、ジャンパーソンを指名手配犯マシンガンジョーの姿に変えてしまう。ジャンパーソンはマシンガンジョーの姿になってしまったことで、警察に追われ、アクションモード(武器やアイテム)が使えず、動きを封じられてしまう。さらに形状記憶細胞は自力で剥がすことができない。形状記憶細胞はかなり厄介なシロモノなのだ。

雄太はSS-Nとジャンパーソンの戦いに巻き込まれて、ジャンパーソンに助けられる。雄太はマシンガンジョーの姿のジャンパーソンに助けられたため、ジョーを本当は良い人と信じるようになる。そんな雄太はイタズラをするあまり、周囲の大人に「マシンガンジョーのような大人になる」と言われていたのだった。

雄太の真っ直ぐな気持ちにジョーは善悪の間で揺れる。''本当に悪い人はいない"それが本作のテーマとなっている。

今回はとにかく俳優さん達の演技が凄い!!

遠藤憲一氏演じるドクター西園寺はオカマのスタイリスト風な出で立ちで、ルー語のような英語混じりの日本語を話すという、かなり濃いキャラクターである。しかも、遠藤憲一氏はノリノリで演じているから素晴らしい。西園寺が形状記憶細胞を浴びた際、「形状記憶細胞〜!!」と変なイントネーションで叫ぶ所が非常に印象的。一応、スタイリスト風ということで遠藤憲一氏は髪の一部分を染めているが、その姿は現在とほとんど変わっていない。

佐藤信一氏はマシンガンジョーと、マシンガンジョーの姿になってしまったジャンパーソンの両方を演じている(当記事のサムネ画像はそれ)。ジャンパーソン役の際は、声は本来の小峰祐一氏が当てているのだが、佐藤信一氏がしっかりとロボットらしい動きをしている(起動音付き)。ジャンパーソンは物語のほとんどがジョーの姿で、そのまま敵との立ち回りまで行なっている。その時の佐藤信一氏のヒーローらしい毅然とした表情がなかなかカッコいい。

ジャンパーソン自身はロボットなので、佐藤信一氏はジャンパーソンを演じた唯一の俳優になる。ジャンパーソンが人間の姿で活躍するのはやっぱり新鮮である。

また、ドクター西園寺は形状記憶細胞を浴びて、ジョーの姿になってしまうので、佐藤信一氏は合計三役こなしている。凄い。

そして最後、SS-Nの首領綾小路麗子様の名言で今回の記事を締めたい

「男の顔は履歴書」

なんとも深いお言葉だ。まるで文学者のようである。麗子様が部下に崇拝されるのも肯ける。

 

第8話「見た英雄(ニューヒーロー)の顔!!」収録 DVD

特捜ロボ ジャンパーソン VOL.1 [DVD]

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